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PANTA&HALのライヴ活動の、そのまさに絶頂期を記録したといえる劇的な音源の登場である。PANTA&HALは1980年7月16日の日本青年館でのライヴを収録したアルバムを既にリリースしているが(「TKOナイトライト」)、その後10回ほどのステージを経てからのこの日のライヴは、充実度において青年館をはるかに凌駕し、PANTAはもちろんメンバー全ての余裕と自信が満ち満ちた躍動感あふれるプレイが展開されており、ライヴ・パフォーマンスの完成度という点でも、間違いなくこの国のロック・バンドの最高の到達点を示すものとなっている。傑作といわれる2枚のスタジオ・アルバムを世に出したPANTA&HALだが、極上のライヴ・バンドとしての再評価も迫られることは必至。ライヴ・ヴァージョンとしては初となる「IDカード」「トリックスター」、ファンの間でリリースが待ち望まれていた伝説の未発表曲「メルティング・ポット」を含み、当日のステージをほぼ丸ごとパッケージした圧倒的な13曲、74分。
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